経営法務 R02年度 第17問

第17問

民法に定める相隣関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。 なお、公法的規制は考慮せず、別段の慣習はないものとする。

  1. 導水管を埋め、又は溝を掘るには、境界線からその深さと同一以上の距離を保 たなければならない。
  2. 分割によって公道に通じない土地が生じたときは、その土地の所有者は、公道 に至るために、その土地を囲んでいる全ての土地のうち損害が最も少ない場所を 通行しなければならない。
  3. 屋根を隣地との境界線を越えて隣地に出す場合は違法であるが、直接に雨水を 隣地に注ぐ構造の屋根を設けることは適法である。
  4. 隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切ら せることができるにとどまるが、隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、自ら その根を切ることができる。
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正解:

解答:エ

民法の相隣関係に関する問題。囲繞地通行権・竹木の枝根がポイント。

  • ア(×):導水管を埋め又は溝を掘る場合は、境界線から深さの2分の1以上の距離を保てばよい(民法237条2項)。「深さと同一以上」は誤り。
  • イ(×):分割により公道に通じない土地が生じた場合、その土地所有者は分割の相手方たる「他の分割者の所有地」のみを通行でき、償金の支払も不要(213条1項)。「囲んでいる全ての土地のうち損害が最少の場所」ではない。
  • ウ(×):直接に雨水を隣地に注ぐ構造の屋根を設けてはならない(218条)。適法ではない。
  • エ(○):隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に枝を切除させることができ(出題時2020年は233条1項)、根が境界線を越えるときは自らその根を切ることができる(233条2項)。

よって

#民法・契約・PL

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