第8問
部門別個別原価計算に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 部門費の第1 次集計では、製造直接費は当該部門に賦課され、製造間接費は適 当な配賦基準により関係する各部門に配賦される。
- イ 部門費の第1 次集計では、補助部門のうち工場全体の管理業務を行う工場管理 部門(工場事務部門、労務部門など)には原価を集計しない。
- ウ 部門費の第2 次集計(補助部門費の配賦)において、直接配賦法を採用する場 合、補助部門間の用役の授受は計算上無視される。
- エ 部門費の第2 次集計(補助部門費の配賦)において、補助部門費は、直接配賦法 や相互配賦法等の方法で各製造指図書に配賦される。
▼ 解答・解説を見る
正解:ウ
解答:ウ
部門別個別原価計算は、製造間接費を部門別に集計(第1次集計)し、補助部門費を製造部門に配賦(第2次集計)したうえで、製造部門費を製造指図書に配賦する手続きである。
- ア(×):部門費の第1次集計で部門別に集計するのは製造間接費である。製造直接費は各部門を経由せず製造指図書に直接賦課されるため、第1次集計の対象ではない。誤り。
- イ(×):工場管理部門(工場事務部門・労務部門等)も補助部門として、第1次集計で原価を集計する。集計しないとするのは誤り。
- ウ(○):第2次集計で直接配賦法を採用すると、補助部門間の用役の授受を無視し、補助部門費を製造部門にのみ配賦する。正しい。
- エ(×):第2次集計(直接配賦法・相互配賦法等)で補助部門費を配賦する先は各製造部門であり、製造指図書ではない。製造指図書への配賦は製造部門費を対象とする最終段階で行う。誤り。
よって ウ。