第7問
部品の開発や生産をめぐる完成品メーカーと部品メーカーの取引関係は多様であ る。そのような取引関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 委託図方式では、部品メーカーが部品の詳細設計を行うので、図面の所有権は 部品メーカーに帰属し、部品の品質保証責任は完成品メーカーが負うことにな る。
- イ 承認図方式では、発注側が準備した部品の詳細設計に基づいて製造できる能力 やコストを評価して部品外注先が選ばれる。
- ウ 承認図方式や委託図方式では、部品メーカーには製造能力ばかりでなく設計開 発能力が要求される。
- エ 貸与図方式では、発注側が提示した部品の基本的な要求仕様に対して、部品 メーカーは部品の詳細設計を行い、部品を試作し性能評価をすることになる。
- オ デザインインでは、部品メーカーは当該部品の開発段階の参加と発注側作成の 詳細設計に基づく生産能力が求められるが、設計の外注が発生しないのでコスト 負担は軽減される。
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正解:ウ
解答:ウ
部品取引の図面方式を問う。貸与図方式=完成品メーカーが詳細図面を貸与し部品メーカーは製造のみ。承認図・委託図方式=部品メーカーが詳細設計を担い設計開発能力が要求される。
- ア(×):委託図方式では図面の所有権・品質保証責任は完成品メーカー側に帰属する(委託=完成品メーカーが委託し図面を保有)。部品メーカー帰属・完成品メーカーが品質保証とする点が逆で不適切。
- イ(×):発注側が準備した詳細設計に基づき製造能力・コストで外注先を選ぶのは「貸与図方式」の説明。承認図方式は部品メーカーが設計する方式であり、記述が誤り。
- ウ(○):承認図方式・委託図方式はいずれも部品メーカーが詳細設計を行うため、製造能力に加え設計開発能力が要求される。妥当。
- エ(×):基本的な要求仕様に対し部品メーカーが詳細設計・試作・性能評価を行うのは承認図方式の特徴。貸与図方式は完成品メーカーの図面どおり製造するだけであり、記述が誤り。
- オ(×):デザインインは開発初期から部品メーカーが設計に参画する手法で、設計負担はむしろ増す。「発注側作成の詳細設計に基づく生産能力」「設計外注が発生せずコスト軽減」は誤り。
よって ウ。