第15問
システム開発プロジェクトには失敗事例が多いといわれる。システム開発の失敗 をできるだけ避けるため、種々の指針や概念が提示されている。これに関する記述 として最も適切なものはどれか。
- ア 開発担当者と運用担当者が一体となり、お互いに協力してシステムの開発・リ リースを的確に行おうという考え方を一般的にDevOps という。
- イ ンピュータシステムに組み込むべき業務に関わる要求を機能要求、業務機能 ではない要求を非機能要求という。独立行政法人情報処理推進機構では非機能要 求の要求項目を、可用性、性能・拡張性、運用・保守性の項目に整理してい る。
- ウ システム開発受託企業がシステムに求められる要件をどこまで実現するのかを 明記し、かつ、実現できなかった場合の対処法も明記する契約書をSLM と呼 ぶ。
- エ システム開発の際に用いられる用語として、As-Is とTo-Be があるが、As-Is とは開発するシステムのあるべき姿を指す。
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正解:ア
解答:ア
システム開発の指針・概念(DevOps、非機能要求、SLA、As-Is/To-Be)に関する知識を問う。
- ア(○):開発担当(Development)と運用担当(Operations)が協力して、開発からリリース・運用までを的確かつ迅速に行う考え方をDevOpsという。正しい。
- イ(×):IPAの「非機能要求グレード」では、非機能要求を可用性・性能拡張性・運用保守性・移行性・セキュリティ・システム環境エコロジーの6項目(大項目)に整理している。「3項目」は誤り。
- ウ(×):要求の実現水準と未達時の対処等を取り決める契約は SLA(Service Level Agreement、サービス品質保証)である。SLM(Service Level Management)はSLAを維持・改善する管理活動を指し、名称が誤り。
- エ(×):As-Isは「現状(現在の姿)」、To-Beが「あるべき姿(理想)」を指す。As-Isを「あるべき姿」とするのは逆で誤り。
よって ア。