第8問
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 生産年齢人口の減少や高齢化が進展する中、わが国経済の潜在的労働力として女 性に注目が集まっており、女性が活躍できる環境づくりの必要性が高まっている。 総務省「平成24 年就業構造基本調査」に基づき、男女別・年齢別就業率を見た場合、 女性の就業率の特徴としてM字カーブの存在が指摘され、その解消が女性の活躍を 促進する際の一つの目標とされている。 また、従業員規模別に雇用者の性別や年齢を見た場合、女性の従業員の割合は規 模の小さな企業ほど A 傾向にあり、高齢者の雇用の割合は規模の小さな企 業ほど B 傾向にある。物的な経営資源の乏しい中小企業にとり人材は最大 の経営資源といえるが、雇用をめぐる環境が変化する中で、多様な雇用の担い手と しての役割も期待されている。
設問1
文中の下線部に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- ア 20 代前半の女性就業率が男性就業率に比べ低いこと。
- イ 20 代後半から30 代にかけての女性就業率が低下すること。
- ウ 30 代後半から40 代にかけての女性就業率が低下すること。
- エ 40 代後半から50 代にかけての女性就業率が低下すること。
- オ 50 代の女性就業率が男性就業率に比べ低いこと。 DKJC-1G
設問2
文中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア A:高い B:高い
- イ A:高い B:低い
- ウ A:低い B:高い
- エ A:低い B:低い DKJC-1G
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正解: 設問1 イ 設問2 ア
解答:設問1=イ、設問2=ア
〔設問1〕女性就業率の「M字カーブ」を説明する基本問題。女性の就業率は20代前半で高まった後、結婚・出産・育児期にあたる20代後半から30代にかけて低下し、子育てが一段落する40代で再び上昇する。このくぼみがアルファベットのMに見えることからM字カーブと呼ばれる。
- ア(×):20代前半は就業率が高い局面でM字の谷ではない。
- イ(○):20代後半〜30代の低下がM字の谷を形成する。
- ウ(×):30代後半〜40代はむしろ回復に向かう局面。
- エ(×):40代後半〜50代は谷ではない。
- オ(×):M字カーブは年齢別の自系列の谷の説明であり、50代の男女比較は趣旨が異なる。
〔設問2〕従業員規模別の雇用構成を問う。女性従業員の割合は規模の小さな企業ほど高い(A=高い)。高齢者の雇用割合も規模の小さな企業ほど高い(B=高い)。中小企業は女性・高齢者など多様な人材の受け皿となっている。
- ア(○):A:高い/B:高いで一致。
- イ(×):B:低いが不適。
- ウ(×):A:低いが不適。
- エ(×):A・Bとも不適。
よって 設問1=イ、設問2=ア。