第21問
プログラマーのA 氏、デザイナーのB 氏、セキュリティ専門家のC 氏、マーケ ティング専門家のD 氏の名は、共同でソフトウエアの開発販売事業を計画して いる。 メンバーのA 氏から、事業の進め方について相談を受けた中小企業診断士のE 氏は、有限責任事業組合)LLP(の設立を勧め、この事業体を活用するメリットにつ いて、A 氏に説明を行った。 E 氏の説明として、最も不適切なものはどれか。
- ア 議決権と損益分配は出資比率に応じるため、シンプルで分かりやすい制度で す。
- イ 組合事業から発生するリスクに対して、各々が出資の価額の範囲で責任を負い ます。
- ウ 構成員課税となるため、損失が出れば、各組合員の所得と通算できます。
- エ 取締役会などの設置が不要です。 DKJC-1G
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕有限責任事業組合(LLP)の特徴を問う「最も不適切」問題。LLPの3大特徴は、(1)出資者全員が有限責任、(2)損益分配・権限配分を出資比率によらず自由に決められる内部自治原則、(3)構成員課税(パススルー課税)。公式正解はア。
- ア(×・不適切=正解):LLPは内部自治が認められ、議決権や損益分配を出資比率と異なる割合(貢献度等)で柔軟に定められる。「出資比率に応じる」と限定する本肢は誤り。
- イ(○・適切):組合員は各々が出資価額の範囲でのみ責任を負う有限責任。妥当。
- ウ(○・適切):構成員課税(パススルー課税)のため、損失を各組合員の他の所得と通算できる。妥当。
- エ(○・適切):LLPは法人ではなく組合であり、取締役会等の機関設置は不要。妥当。
よって最も不適切なものは ア。