経済学・経済政策 H26年度 第11問

第11問

景気循環理論のひとつに、リアル・ビジネス・サイクル理論がある。この理論に よる景気循環の説明として最も適切なものはどれか。

  1. 貨幣供給量の変動が予想されないインフレーションを生み出し、家計や企業の 行動を撹 かく 乱することを通じて、景気循環を生む。
  2. 技術進歩に代表される供給ショックが、景気循環を生む。
  3. 経済規模は需要サイドから決まり、有効需要の変動が景気循環を生む。
  4. マクロ経済が不均衡にある状態によって、景気循環が生まれる。 DKJC-1A
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正解:

解答:イ

〔リード〕リアル・ビジネス・サイクル(RBC)理論は、新古典派の流れを汲み、価格は伸縮的で市場は常に均衡していると考える。景気循環は貨幣的要因や需要側の要因ではなく、技術進歩などの「実物(リアル)の供給ショック」によって生じると説明する。

  • ア(×):貨幣供給量の変動(予想されないインフレ)が景気循環を生むとするのは、ルーカスらの「貨幣的均衡景気循環理論」の説明であり、RBC理論ではない。
  • イ(○):技術進歩に代表される供給ショックが景気循環を生む、というのがRBC理論の核心。正しい。
  • ウ(×):経済規模が需要サイドから決まり有効需要の変動が循環を生むとするのはケインズ的な需要側の説明であり、RBC理論ではない。
  • エ(×):マクロ経済が不均衡にあることで循環が生じるとするのは不均衡理論などの説明。RBCは市場が均衡していることを前提とするため誤り。

よって

#物価・インフレ#景気循環

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