経済学・経済政策 H26年度 第6問

第6問

定期給与の増加または一時金の支給が消費に与える影響を、恒常所得仮説を用い て説明した記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 一時金の支給は恒常所得の減少にあたり、消費を増加させる。
  2. 一時金の支給は変動所得にあたり、消費を減少させる。
  3. 定期給与のベースアップは恒常所得の増加にあたり、消費を増加させる。
  4. 定期給与のベースアップ分は変動所得にあたり、消費を変化させない。
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正解:

解答:ウ

〔リード〕恒常所得仮説(フリードマン)では、消費は一時的な所得(変動所得)ではなく、長期的に得られると見込まれる「恒常所得」によって決まると考える。恒常所得が増えれば消費は増えるが、一時的な変動所得が増えても消費はほとんど変わらない。

  • 定期給与のベースアップ=継続的・恒久的な所得増 → 恒常所得の増加 → 消費を増加させる。

  • 一時金(ボーナス的な臨時収入)=一時的な所得 → 変動所得 → 消費はほとんど変化しない。

  • ア(×):一時金の支給は恒常所得ではなく変動所得にあたる。また「恒常所得の減少」という記述自体が矛盾しており誤り。

  • イ(×):一時金が変動所得である点は正しいが、変動所得の増加は消費をほとんど変化させない(減少させる根拠はない)ため誤り。

  • ウ(○):定期給与のベースアップは継続的な所得増=恒常所得の増加にあたり、消費を増加させる。恒常所得仮説と整合する。

  • エ(×):定期給与のベースアップは恒常所得にあたり、消費を増加させる。変動所得とみなして「消費を変化させない」とするのは誤り。

よって

#消費理論

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