第31問
小売業では、部門別などのグループごとに売上や粗利益などを管理する。そのひ とつの指標として相乗積(利益相乗積係数²がある。小売店舗における相乗積に関す る記述として、最も不適切なものはどれか。
- ア ある部門の相乗積は、店舗全体の粗利益高に占める当該部門の粗利益高の割合 を示す。
- イ ある部門の相乗積は、当該部門の売上高構成比と粗利益率の積である。
- ウ すべての部門の相乗積の和は、店舗全体の粗利益率に等しくなる。
- エ 部門ごとの相乗積を比較すると、最も利益を生み出している部門が分かる。
▼ 解答・解説を見る
正解:ア
解答:ア
〔リード〕相乗積(利益相乗積係数)=当該部門の「売上高構成比×粗利益率」。これは当該部門の粗利益高が店舗全体の売上高に占める割合(=部門粗利益高÷店舗全体売上高)に等しく、全部門の相乗積を合計すると店舗全体の粗利益率になる。「最も不適切なもの」を選ぶ。
- ア(×):相乗積は「店舗全体の売上高に占める当該部門の粗利益高の割合」であって、「店舗全体の粗利益高に占める当該部門の粗利益高の割合」ではない。後者は粗利益の構成比であり別概念。記述が誤り。
- イ(○):相乗積=当該部門の売上高構成比×粗利益率。定義どおり正しい。
- ウ(○):すべての部門の相乗積の和は店舗全体の粗利益率に等しい。正しい。
- エ(○):相乗積が大きい部門ほど店舗全体の利益への貢献が大きいため、部門別に比較すれば最も利益を生み出している部門が分かる。正しい。
よって ア。