第9問
業務におけるデータベースの処理ではネットワークにつながる複数の端末から、 あるデータに対して同時に複数の処理要求が発生し、本来の処理が正しく行われな い場合がある。これを防ぐために排他制御あるいは同時実行制御と呼ばれる方法が 利用される。 これに関する以下の文中の空欄A 〜D に入る語句の組み合わせとして最も適切 なものを下記の解答群から選べ。 ① データファイル内の処理対象とするデータに A をかけ、それが解除さ れるまで他の処理が行われないようにする方法がある。この方法では、 B が発生する可能性があり、これを低減させる対応が必要である。 ② データファイル内のデータを読み書きする C を記録し、別の処理でデ ータを読み書きする際、 C を随時監視しあいながら処理を行う方法があ る。この方法では、処理の競合が多い場合、処理の取り消しが多くなり実用性が 低下する。 ③ データファイルから処理したいデータを D に読み込み、そこで処理を 実行する方法がある。この方法では、処理した結果を書き戻す際に、当該データ が他の処理で書き換えられていないかを時刻でチェックする。 V解答群X
- ア A:デッドロック B:セマフォ C:順番 D:テーブル
- イ A:ロック B:セマフォ C:時刻 D:テーブル
- ウ A:ロック B:セマフォ C:順番 D:キャッシュ領域
- エ A:ロック B:デッドロック C:時刻 D:キャッシュ領域 DKJC-1F
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正解:エ
解答:エ
〔リード〕排他制御・同時実行制御の手法の穴埋め。①ロック方式、②楽観的同時実行制御(タイムスタンプ方式)、③データを作業領域に読み込んで処理する方式。
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①対象データにロック(A)をかけ解除まで他の処理を待たせる方式では、複数処理が互いのロック解除を待ち続けて進まなくなるデッドロック(B)が発生しうる。
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②読み書きの時刻(C、タイムスタンプ)を記録・監視しあう方式。競合が多いと取り消しが増え実用性が低下する(楽観的制御)。
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③データをキャッシュ領域(D、作業領域)に読み込んで処理し、書き戻す際に時刻でほかの更新がないかチェックする方式。
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ア(×):A:デッドロック、B:セマフォ、D:テーブルが不適。①でかけるのはロックである。
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イ(×):B:セマフォ(ロック方式で発生する問題はデッドロック)、D:テーブルが不適。
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ウ(×):B:セマフォ、C:順番が不適。②で監視するのは時刻(タイムスタンプ)。
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エ(○):A:ロック、B:デッドロック、C:時刻、D:キャッシュ領域。すべて整合。
よって エ。