第3問
コンピュータは多様な業務に利用される。コンピュータの処理能力は様々な要因 に左右され、処理能力に影響を与える特性や、それを評価する指標が複数存在す る。適用業務の処理に十分な能力のコンピュータを選択するためには、これらの内 容を適切に理解することが必要である。 以下の記述の中で最も適切なものはどれか。
- ア ンピュータのCPU と主記憶装置間の転送速度を表す内部クロック周波数 は、値が大きいほど転送速度は速くなる。
- イ 整数演算の回数を表すFLOPS は、科学技術計算では処理速度の参考にはでき ない。
- ウ ひとつの命令を実行するためにクロック周期が何サイクル必要かを表すCPI は、値が小さいほど演算処理速度は速い。
- エ プログラム中の命令のステップ数を 万ステップ単位で表したMIPS は、値 が小さいほどコンパクトなプログラムであり、処理速度も速い。 DKJC-1F
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正解:ウ
解答:ウ
〔リード〕コンピュータの処理能力を表す指標(クロック周波数・FLOPS・CPI・MIPS)の正誤判定。
- ア(×):内部クロック周波数はCPU内部の動作周波数(1秒あたりの基本動作回数)であり、CPUと主記憶間の転送速度を表すものではない。両者間の転送速度に関係するのは外部バス(メモリバス)のクロックなどであり、記述は誤り。
- イ(×):FLOPS(FLoating-point Operations Per Second)は1秒あたりの浮動小数点演算回数を表す指標で、整数演算ではなく科学技術計算(浮動小数点計算)の性能評価に用いる。記述は内容が逆で誤り。
- ウ(○):CPI(Cycles Per Instruction)は1命令の実行に要するクロックサイクル数。値が小さいほど1命令を少ないサイクルで実行でき、演算処理速度は速い。記述は正しい。
- エ(×):MIPS(Million Instructions Per Second)は1秒あたりに実行できる命令数(百万命令単位)を表す処理速度指標であり、「プログラムのステップ数」を表すものではない。また値が大きいほど高速である。記述は誤り。
よって ウ。