第6問
株主代表訴訟に関する以下の文章中の空欄A〜Cに入る語句の組み合わせとし て、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 違法行為があったにもかかわらず、その会社が取締役に対し、その責任の追及を しないとき、株主は、株主代表訴訟を提起することができる。 代表訴訟を提起することができる株主は、 A 以上の株式を、定款に特別 の定めがない限り、 B か月前から引き続き保有している株主である。な お、公開会社以外の会社では、この期間の制限はない。 株主は、まず、当該会社に対し、取締役の責任追及等の訴えを提起するよう請求 する。 その請求を行ったにもかかわらず、 C 日以内に、その会社が当該取締役 の責任追及の訴えを行わない場合には、株主は、代表訴訟を提起することができ る。 V解答群X
- ア A: 株 B: C:30
- イ A: 株 B: C:60
- ウ A:発行済み株式総数のパーセント B: C:30
- エ A:発行済み株式総数のパーセント B: C:60 DKJC-1E
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正解:イ
解答:イ
〔リード〕株主代表訴訟(責任追及等の訴え。会社法847条)の要件を数値で確認する。A=持株要件は「1株(単元株制度採用会社では1単元)」で足り、最低株式数の制限はない。B=公開会社では「6か月前から引き続き株式を有する」ことが必要(定款で短縮可、非公開会社ではこの期間制限なし)。C=会社に提訴請求をしてから「60日以内」に会社が訴えを提起しないとき、株主自ら代表訴訟を提起できる。よってA=1株、B=6か月、C=60日。
- ア(×):Cが「30日」となっている点が誤り。提訴請求から株主が代表訴訟を提起できるまでの期間は60日である。
- イ(○):A=1株、B=6(か月)、C=60(日)で、会社法847条の要件と完全に一致する。
- ウ(×):Aが「発行済株式総数の○パーセント」とする点が誤り。代表訴訟の提訴権に持株比率の要件はなく、1株(1単元)あれば足りる。C=30日も誤り。
- エ(×):Aを持株比率要件とする点が誤り(1株で足りる)。Bを6か月でなく別の数値とする点も要件に合致しない。
よって イ。