第13問
ラムゼイ・ルールによる効率的な課税に関する説明として最も適切なものはどれ か。
- ア ラムゼイ・ルールによる効率的な課税によれば、供給の価格弾力性に逆比例す るように税率を課すことが示唆される。
- イ ラムゼイ・ルールによる効率的な課税によれば、国外への移動が容易な資本へ の税率よりも、国外への移動が難しい労働所得の税率を低くすることが示唆され る。
- ウ ラムゼイ・ルールによる効率的な課税によれば、需要の価格弾力性が高い宝石 や高価なバッグなどに高い税率を課すことが示唆される。
- エ ラムゼイ・ルールによる効率的な課税によれば、代替財をもたないコメなどの 食料品の需要の価格弾力性は低いため、低い税率を課すことが示唆される。 ― 11― ◇M1(688―13)
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕ラムゼイ・ルール(最適課税理論の逆弾力性ルール)は、超過負担(死荷重)を最小化するには、価格弾力性が低い財ほど高い税率を、弾力性が高い財ほど低い税率を課すべき、というもの。完全な定式化では税率は需要・供給の価格弾力性の双方に反比例する。
- ア(○):ラムゼイ・ルールでは、税率を価格弾力性(供給・需要)に逆比例(反比例)させることが効率的とされる。弾力性が低いほど課税による数量変化=超過負担が小さいため、高い税率が望ましい。供給の価格弾力性に逆比例させるという記述はこの趣旨に合致する。正しい。
- イ(×):効率性の観点では、国外移動が容易(弾力性が高い)な資本には低い税率、移動が難しい(弾力性が低い)労働所得には相対的に高い税率が示唆される。本記述は「移動が難しい労働所得の税率を低くする」とあり、逆弾力性ルールに反する。
- ウ(×):需要の価格弾力性が高い宝石・高級バッグには「低い」税率を課すのがラムゼイ・ルール。高い税率を課すとするのは誤り。
- エ(×):代替財をもたないコメなど弾力性の低い食料品には「高い」税率を課すのが効率的。低い税率を課すとするのは誤り(ただし公平性の観点とは別問題)。
よって ア。