第1問
GDP(国内総生産)とGNP(国民総生産)の関係について、次の式の空欄にあては まる最も適切なものを下記の解答群から選べ。 GDP =GNP +
- ア 海外からの要素所得受取-海外への要素所得支払
- イ 海外への要素所得支払-海外からの要素所得受取
- ウ 固定資本減耗+間接税-補助金
- エ 固定資本減耗+補助金-間接税 ― 1― ◇M1(688―3)
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正解:イ
解答:イ
〔リード〕GDP(国内総生産)は「国内」で生み出された付加価値、GNP(国民総生産、現在のGNI)は「自国民(居住者)」が生み出した付加価値である。両者の差は、海外との要素所得(賃金・利子・配当など)のやり取りである。 GNP = GDP +(海外からの要素所得受取 - 海外への要素所得支払) これを GDP について解くと、GDP = GNP +(海外への要素所得支払 - 海外からの要素所得受取)…ではなく、設問は「GDP = GNP +〔 〕」の形なので、GNPからGDPへ戻す符号になる点に注意する。
- ア(×):「海外からの要素所得受取 - 海外への要素所得支払」は GNP = GDP +〔 〕 の空欄に当たる式であり、GDP = GNP +〔 〕 の空欄としては符号が逆になる。
- イ(○):GNP = GDP +(海外からの受取 - 海外への支払)を変形すると、GDP = GNP +(海外への要素所得支払 - 海外からの要素所得受取)。よって正しい。
- ウ(×):「固定資本減耗+間接税-補助金」は、GNP(総)から国民所得(NI)等への調整項目(固定資本減耗で純概念へ、間接税-補助金で市場価格表示から要素費用表示へ)であり、GDPとGNPの関係を表すものではない。
- エ(×):「固定資本減耗+補助金-間接税」も間接税・補助金の符号が逆で、かつGDPとGNPの差を表す項目ではない。
よって イ。