第28問
市場調査において一次データを収集するための調査方法に関する記述として、最 も不適切なものはどれか。
- ア ンターネットによるサーベイ調査は低コストで短期間にデータを回収できる が、面接法や電話法ほど正直な回答が得られない。
- イ 観察調査は客観性と正確性に優れているが、収集できるデータのタイプには制 約がある。
- ウ グループ・インタビューでは、回答者の反応に応じて機動的な質問ができる が、調査の成否がインタビュアーの力量に大きく左右される。
- エ 実験法によって、特定の要因間の因果関係を明らかにすることができるが、そ の他の要因の影響を統制できなければ実験結果を信頼することはできない。
- オ 留置法によってサーベイ調査を行うことによって質問票の回収率と調査結果の 信頼性を高めることができるが、調査コストは高くなってしまう。 ― 30― ◇M3(688―75)
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕市場調査で一次データを集める各調査法(インターネット調査・観察法・グループインタビュー・実験法・留置法)の特徴に関し「最も不適切」を選ぶ。
- ア(×):インターネットによるサーベイ調査は低コスト・短期間でデータを回収できる。一方、匿名性が高いことなどから、面接法・電話法のように対面圧力がない分むしろ率直(正直)な回答が得られやすい面がある。「面接法や電話法ほど正直な回答が得られない」と一般化する点が誤りで、最も不適切。
- イ(○):観察調査は実際の行動を記録するため客観性・正確性に優れるが、内面(動機・態度)を把握できないなど収集できるデータの型に制約がある。妥当。
- ウ(○):グループ・インタビューは回答者の反応に応じた機動的な質問が可能だが、成否がインタビュアー(モデレーター)の力量に大きく左右される。妥当。
- エ(○):実験法は要因間の因果関係を明らかにできるが、他の要因(外生変数)を統制できなければ結果の信頼性が損なわれる。妥当。
- オ(○):留置法は質問票を一定期間預け後日回収するため回収率と信頼性を高められるが、訪問の手間等で調査コストは高くなる。妥当。
よって ア。