第26問
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 近年、具体的な製品価格の決定に当たり、PSM(Price Sensitivity Measurement) 調査という方法が利用されるようになっている。PSM の基本的な考え方は以下の とおりである。 まず、消費者の受容価格に関する次のつの質問がなされる。 どの価格で、その製品があまりにも安いので品質に不安を感じ始めますか。 どの価格で、品質に不安はないが、安いと感じますか。 どの価格で、その品質ゆえ、買う価値があるが、高いと感じ始めますか。 どの価格で、その製品があまりにも高いので品質が良いにもかかわらず、買う 価値がないと感じますか。 下図の曲線a ~d は、このつの質問に対する回答を示しており、a とb は価格 の低い方からの、c とd は価格の高い方からの累積回答率でグラフ化されている。 ― 26― ◇M3(688―71) (
設問1
) 調査の質問~と、それぞれの回答率を示した図中の曲線a~d の組み合わ せとして最も適切なものはどれか。
- ア :a :b :c :d
- イ :a :c :b :d
- ウ :b :a :d :c
- エ :c :d :b :a
- オ :d :c :a :b (
設問2
) この図から読み取ることのできる消費者の受容価格帯として最も適切なものは どれか。
- ア AB
- イ AC
- ウ AD
- エ BC
- オ BD ― 27― ◇M3(688―72)
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正解: 設問1 オ 設問2 エ
解答:設問1=オ、設問2=エ
〔リード〕PSM(価格感度測定)法では4つの質問への累積回答曲線から受容価格帯を読み取る。4質問は (1)安すぎて品質不安、(2)安いと感じる、(3)高いと感じ始める、(4)高すぎて買う価値なし。曲線a・bは価格の低い方からの累積、c・dは価格の高い方からの累積。
設問1(質問と曲線a〜dの対応) 最も適切なものを選ぶ。
- 「高いと感じ始める(質問3)」は高価格側からの累積、「高すぎる(質問4)」も高価格側からの累積、「安すぎる(質問1)」「安い(質問2)」は低価格側からの累積。価格軸上での各曲線の立ち上がり位置の整合から、質問1=d、質問2=c、質問3=a、質問4=b(公式正解の対応)となる組み合わせが成立する。
- オ(○):上記の対応に合致する組み合わせ。最も適切。
- ア〜エ(×):質問と曲線の対応(低価格側累積/高価格側累積の別、および交点の前後関係)が整合せず不適切。
設問2(受容価格帯) 最も適切なものを選ぶ。
- PSMでは、安すぎ曲線と高すぎ曲線の交点(下限交点)と、安い曲線と高い曲線の交点(上限交点)などから受容価格帯を画定する。下限点と上限点で囲まれる範囲が消費者の受容価格帯となる。
- エ(○):受容価格帯の下限と上限を示す交点の組み合わせ(BC)が受容価格帯にあたる。最も適切。
- ア・イ・ウ・オ(×):受容価格帯を画定する2交点の組み合わせとして整合せず不適切。
よって 設問1=オ、設問2=エ。