第23問
ある企業では、公開サーバとしてWWW サーバとメールサーバ、業務サーバと してファイルサーバとデータベースサーバを用いるインターネットショッピングサ イトの構築を検討している。サーバの外部委託の方法として次のつが候補にあ がった。各方法の長所・短所に関する記述として最も適切なものを下記の解答群か ら選べ。 【方法】 公開サーバ、業務サーバは自社のものを利用して、設置場所だけは外部業者の ものを借用する。システム開発・運用は自社で行う。 【方法】 公開サーバ、業務サーバおよびその設置場所は外部業者のものを借用する。シ ステム開発・運用は自社で行う。 【方法】 公開サーバ、業務サーバおよびその設置場所は外部業者のものを借用する。シ ステム開発・運用は外部業者に任せ、データの入力・更新は社内に設置するクラ イアントPC を用いて、外部業者の業務サーバにアクセスして行う。
- ア 【方法】では、サーバの保守は一般に設置を受託した外部業者が行う。
- イ 【方法】では、障害発生時の責任はすべて自社にある。
- ウ 【方法】では、情報システムの運用・管理・保守のスキルは社内には蓄積で きない。
- エ 【方法】では、ショッピングサイトの改訂はできない。 ― 18― ◇M6(688―150)
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正解:ウ
解答:ウ
〔サーバ外部委託(ハウジング・ホスティング・フルアウトソーシング)の長所短所を問う問題〕
3つの方法は外部委託の度合いが異なる。方法1=自社サーバを外部の設置場所だけ借りる(ハウジング/コロケーション、開発・運用は自社)。方法2=サーバも設置場所も借り、開発・運用は自社(ホスティング)。方法3=サーバ・場所を借り、開発・運用も外部に委託(フルアウトソーシング、自社はデータ入力のみ)。
委託度が高い方法ほど、社内には運用・管理・保守のノウハウ(スキル)が蓄積されにくい。本問の正解肢は「運用・管理・保守のスキルが社内に蓄積できない」点を、運用まで外部に委ねる方式の短所として正しく述べている。
- ア(×):サーバの保守の所在は委託契約・方式によって異なり、「一般に設置を受託した外部業者が行う」と一律に言えるとは限らず最適でない。
- イ(×):障害発生時の責任が「すべて自社にある」とは限らない。運用を外部委託する方式では責任分担が外部業者にも及び、断定は不適切。
- ウ(○):開発・運用を外部に委ねる方式では、情報システムの運用・管理・保守のスキルが社内に蓄積されない、という短所の指摘として正しい。
- エ(×):自社で開発・運用を行う方式であればショッピングサイトの改訂は当然可能であり、「改訂できない」は誤り。
よって ウ。