第39問
食品のトレーサビリティシステムを構築する際に、記録対象となる情報には、ト レーサビリティ確保のうえで必須となる情報だけでなく、有効性やコストを勘案し たうえで付加的に記録する情報がある。このとき、以下に示す情報のうち、付加的 に記録される情報、すなわちトレーサビリティを確立する上で、必須事項ではない ものはどれか。
- ア 受入時点の衛生状態や品質管理状態などのプロセスの履歴
- イ 原料と製品とを対応づける記録
- ウ 原料の識別単位とその仕入れ先とを対応づける記録
- エ 当該食品を取り扱った事業者、年月日、場所
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕食品トレーサビリティの「必須情報」と「付加的情報」を区別する。トレーサビリティの本質は、識別単位を遡及・追跡できるよう、入出荷の対応づけ(誰が・いつ・どこで・何を・どこから・どこへ)を記録すること。プロセスの品質・衛生状態の履歴は追跡そのものには必須でない付加情報。
- ア(×=付加的=正解):受入時点の衛生状態や品質管理状態などのプロセス履歴は、品質・安全管理上は有用だが、ロットを遡及・追跡する(トレーサビリティを確立する)ために必須の事項ではない。有効性とコストを勘案して付加的に記録される情報。よって本問が問う「必須事項でないもの」に該当。
- イ(○=必須):原料と製品を対応づける記録は、製品から原料を遡及するために必須。
- ウ(○=必須):原料の識別単位と仕入先を対応づける記録は、仕入先まで遡及するために必須。
- エ(○=必須):当該食品を取り扱った事業者・年月日・場所は、追跡・遡及の基本情報で必須。
よって付加的(必須でない)情報は ア。