第34問
サプライチェーン・マネジメントにおけるブルウィップ効果の抑制策として、最 も不適切なものはどれか。
- ア 小売業の各店舗への納品を複数のサプライヤーによる共同配送に切り替えた。
- イ サプライチェーンの各段階の事業者が顧客に納品する頻度を週に回から週に 回に増した。
- ウ チェーン小売業の専用物流センターの在庫をサプライヤーが管理して必要量を 補充する方式に切り替えた。
- エ メーカーが小売店舗における販売実績データを入手し、自社の生産計画に活用 するようにした。 ― 18― ◇M4(295―109)
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕ブルウィップ効果(需要情報が川上に伝わるにつれ発注変動が増幅される現象)の抑制策を問う。抑制策は「需要情報の共有」「リードタイム短縮」「小口・多頻度化」「在庫の一元管理」など。最も不適切なものを選ぶ。
- ア(×):複数サプライヤーによる共同配送への切り替えは、配送効率化策ではあるが、需要情報の伝達精度や発注変動の増幅そのものを抑える施策ではない。ブルウィップ効果の抑制策とは言えず最も不適切。
- イ(○):納品頻度を週1回から週2回などへ増やす(小口多頻度化)と、1回当たりの発注ロットが小さくなりリードタイムも短縮され、発注変動の増幅が抑えられる。抑制策として適切。
- ウ(○):VMI(サプライヤーが在庫を管理し補充する方式)は、実需に基づく補充で需要情報を共有でき、発注変動の増幅を抑える代表的な抑制策。適切。
- エ(○):メーカーが店頭の販売実績(POS)データを入手し生産計画に活用するのは、川上での需要情報共有によりブルウィップ効果を抑える。適切。
よって最も不適切なものは ア。