第21問
行動経済学は、ノーベル経済学賞受賞者を出すなど、最近注目されている分野で ある。次の文中の空欄AおよびBに入る最も適切な用語の組み合わせを下記の解答 群から選べ。 行動経済学において、目先の利得に惑わされ、将来の利得を過度に低く評価して しまいがちという考え方は、 A という。また、得の領域では低い確率を高 く見積もり、損の領域では高い確率を低く見積もることで、損失を利益より過大に 見積もってしまうことは、 B という。
- ア A:双曲割引 B:限定合理性
- イ A:双曲割引 B:プロスペクト理論
- ウ A:限定合理性 B:双曲割引
- エ A:プロスペクト理論 B:限定合理性 ― 25― ◇M1(295―27)
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正解:イ
解答:イ
〔リード〕 ・双曲割引(A):将来の利得を時間とともに割り引く際、近い将来ほど割引率が急で、目先の利得を過大に、将来の利得を過度に低く評価してしまう考え方(時間的非整合)。 ・プロスペクト理論(B):カーネマン=トベルスキーの理論。確率の重みづけが歪み(低い確率は過大に、高い確率は過小に評価)、また損失を利益より大きく感じる損失回避が働き、損失を過大に見積もる。
- ア(×):A:双曲割引は正しいが、B:限定合理性(サイモン)は「確率の歪み・損失過大評価」の説明として不適。
- イ(○):A:双曲割引、B:プロスペクト理論。設問の記述に正しく対応する。
- ウ(×):A:限定合理性は「目先重視・将来過小評価」の説明として不適。AとBの対応も誤り。
- エ(×):A:プロスペクト理論、B:限定合理性はいずれも対応が逆・不適。
よって イ。