第4問
投資決定の説明として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a ケインズの投資理論では、投資の限界効率が利子率を下回るほど、投資を実行 することが有利になると考える。 b 資本のレンタル料が資本の限界生産物価値を上回る場合、投資が増加し、資本 ストックの積み増しが生じる。 c 投資の加速度原理では、生産拡大の速度が大きくなるほど、投資も拡大すると 考える。 d トービンのq 理論では、株価総額と負債総額の合計である企業価値が、現存 の資本ストックを再び購入するために必要とされる資本の再取得費用を上回るほ ど、設備投資が実行されると考える。
- ア aとb
- イ aとc
- ウ bとc
- エ bとd
- オ cとd ― 6― ◇M1(295―8)
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正解:オ
解答:オ
〔リード〕投資決定理論(ケインズの投資の限界効率、新古典派の資本のレンタル料、加速度原理、トービンのq)について記述a〜dの正誤を判定する。
- a(誤):ケインズの投資理論では、投資の限界効率が利子率を「上回る」ほど投資が有利になる。「下回るほど有利」は逆で誤り。
- b(誤):資本のレンタル料(資本コスト)が資本の限界生産物価値を「下回る」場合に投資が増加する。「上回る場合に投資増加」は逆で誤り。
- c(正):加速度原理では、投資は産出量の変化(増加分)に比例する。生産拡大の速度が大きいほど投資も拡大する。
- d(正):トービンのq理論では、企業価値(株価総額+負債総額)が資本の再取得費用を上回る(q>1)ほど設備投資が実行される。
正しい組み合わせはcとd。
よって オ。