財務・会計 H21年度 第6問

第6問

当社は個別原価計算制度を採用している。原価計算表および製造・販売状況、製 造勘定、製品勘定は以下のとおりである。直接材料費と直接労務費の合計額に基づ いて製造間接費を配賦するとき、当月の製品製造原価と売上原価の組み合わせとし て、最も適切なものを下記の解答群から選べ(単位:千円)。 原 価 計 算 表 (単位:千円) #91 #92 #93 合 計 前月繰越 3,800 ( ) ( ) ( ) 直接材料費 400 ( ) 1,600 ( ) 直接労務費 600 1,400 ( ) ( ) 製造間接費 ( ) 1,400 1,400 3,200 合 計 ( ) ( ) ( ) ( ) 製造・販売状況: 製造指図書#90:前月完成(製品製造原価3,400千円)、当月引渡し 製造指図書#91:前月着手、当月完成、当月引渡し 製造指図書#92:前月着手、当月未完成 製造指図書#93:当月着手、当月完成、次月引渡し予定 製 造 (単位:千円) 製 品 (単位:千円) 前月繰越 6,200( )( ) 前月繰越 3,400( )( ) 直接材料費 4,100 次月繰越( ) ( )( )次月繰越( ) 直接労務費 3,900 ( ) ( ) 製造間接費( ) ( ) ( )

  1. 製品製造原価10,100 売上原価8,200
  2. 製品製造原価10,100 売上原価8,600
  3. 製品製造原価11,200 売上原価9,300
  4. 製品製造原価11,200 売上原価9,700 ― 5― ◇M2(557―33)
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正解:

解答:イ

〔リード〕製造間接費は「直接材料費+直接労務費の合計」を基準に配賦する。まず配賦率を求め、各指図書の原価を確定する。

製造間接費配賦率

  • 製造間接費合計=3,200、配賦基準=直接材料費合計4,100+直接労務費合計3,900=8,000
  • 配賦率=3,200 ÷ 8,000 = 0.4

各指図書の原価(千円)

  • #91:前月繰越3,800+直材400+直労600+製間(400+600)×0.4=400 → 合計5,200(当月完成・引渡し)
  • #92:直材2,100+直労1,400+製間(2,100+1,400)×0.4=1,400(当月未完成 → 仕掛品=次月繰越)
  • #93:直材1,600+直労1,900+製間(1,600+1,900)×0.4=1,400 → 合計4,900(当月完成・次月引渡し予定)

製品製造原価(当月完成品=#91+#93)

  • 5,200 + 4,900 = 10,100

売上原価(当月引渡し=#90+#91)

  • #90(製品製造原価3,400)+ #91(5,200)= 8,600

  • ※#93は完成したが次月引渡し予定のため、当月売上原価には含めず製品(次月繰越)となる。

  • ア(×):製造原価10,100は正しいが、売上原価8,200は#93等の取扱いを誤った値。

  • イ(○):製品製造原価10,100、売上原価8,600。

  • ウ(×):製造原価11,200は#92(未完成)を完成品に含めた誤り。

  • エ(×):製造原価・売上原価ともに過大。

よって

#原価計算

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