経済学・経済政策 H21年度 第14問

第14問

人々は、さまざまな状況においてサーチ(探索)を行う。安い価格を提示するガソ リンスタンド探し、魅力的な就職先探しなどである。このようなサーチのコストに 関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a サーチコストが高いときには、サーチ対象となる商品の価格分散が大きくなる。 b サーチコストが高いときには、サーチ対象となる商品の価格分散が小さくなる。 c 商品の価格分散が大きいほど、よりサーチコストをかけるインセンティブが働く。 d 商品の価格分散が小さいほど、よりサーチコストをかけるインセンティブが働く。

  1. aとc
  2. aとd
  3. bとc
  4. bとd
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正解:

解答:ア

〔リード〕サーチ理論では、消費者の探索(サーチ)にはコストがかかる。サーチコストと価格分散(同一商品の店ごとの価格のばらつき)の関係を考える。

  • a(○):サーチコストが高いと消費者は探索を控えるため、売り手は高めの価格を維持しても顧客が逃げにくい。その結果、店ごとの価格のばらつき(価格分散)が大きくなる。正しい。
  • b(×):aの逆で、サーチコストが高いと価格分散は「大きく」なる。「小さくなる」は誤り。
  • c(○):価格分散が大きいほど、探索によってより安い価格に出会える期待利得が大きく、サーチコストをかけて探すインセンティブが強く働く。正しい。
  • d(×):価格分散が小さいと、どこで買っても価格差が小さく探索の期待利得も小さいため、サーチのインセンティブはむしろ弱くなる。「小さいほどインセンティブが働く」は誤り。

正しいのはaとc。よって正解は

#情報の経済学・行動経済学

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