経済学・経済政策 H21年度 第12問

第12問

各事業者の効率化の度合いを相対的に評価し、効率的な事業者を基準に、非効率 的な事業者に対して適正な目標値まで効率化を進めるよう促す競争原理の考え方が ある。この考え方は、規制下に置かれた産業への競争促進策として、これまで活用 されてきた。この競争原理を表す言葉として最も適切なものはどれか。

  1. リームスキミング
  2. モラルハザード
  3. ヤードスティック
  4. レントシーキング
▼ 解答・解説を見る

正解:

解答:ウ

〔リード〕地域独占や規制下の産業(電力・ガス・鉄道など)では直接の競争が働かない。そこで複数事業者の効率性を相対比較し、最も効率的な事業者を基準(ものさし)として非効率な事業者に効率化を促す仕組みを「ヤードスティック競争(規制)」という。

  • ア(×):クリームスキミング(いいとこ取り)。採算の良い顧客・地域だけを選んで参入する行為で、競争促進策の名称ではない。
  • イ(×):モラルハザード。情報の非対称性のもとで、当事者が注意を怠るなど望ましくない行動をとる現象。
  • ウ(○):ヤードスティック(競争)。効率的事業者を基準に非効率事業者の効率化を促す競争原理で、規制産業への競争促進策として用いられる。設問の説明に合致する。
  • エ(×):レントシーキング。企業などが政府への働きかけで自らに有利な規制や利権(レント)を得ようとする行為で、効率化を促す仕組みではない。

よって正解は

#不完全競争・ゲーム理論#情報の経済学・行動経済学

← 経済学・経済政策の一覧へ戻る