第23問
IT と環境問題との関連性が、近年、にわかに注目されるようになった。これに 関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア グリーンIT の取り組みには、IT を利用することで産業構造を変革し、資源エ ネルギーを効率よく活用する仕組みを作るアプローチだけでなく、IT 機器その ものの消費電力を削減するアプローチも含まれる。
- イ グリーンIT の取り組みのつとしてIT 機器のR があるが、事業所の使用 済みPC の回収・再資源化を希望する法人は、パソコンR 推進センターに回収 を依頼する。
- ウ 経済産業省の広報資料によれば、2025年には2006年に比べて、取扱情報量は 2,000倍になり、国内IT 機器の消費電力は12倍になるとされている。
- エ 経済産業省は、環境保護と経済成長を両立させるために「グリーンIT イニシ
- オ ティブ」を提唱し、2008年月に産官学のパートナーシップによる「グリーン グリッド」を設立した。 ― 21― ◇M6(557―163)
▼ 解答・解説を見る
正解:ア
解答:ア
〔リード〕ITと環境問題(グリーンIT)に関する記述の正誤を問う。
- ア(○):グリーンITには、(1) ITを使って産業構造を変革し資源エネルギーを効率活用する仕組みを作る「by IT」のアプローチと、(2) IT機器そのものの消費電力を削減する「of IT」のアプローチの両面がある。正しい。
- イ(×):「3R」はReduce・Reuse・Recycle。事業所の使用済みPCの回収・再資源化は、メーカーの回収義務(資源有効利用促進法に基づく)で各メーカーが対応する仕組みが基本で、「パソコン3R推進センター」へ依頼という記述は不正確。
- ウ(×):経済産業省資料の見通しでは、将来の取扱情報量や消費電力の増加倍率が示されたが、本選択肢の「取扱情報量2,000倍・消費電力12倍」という具体数値は誤り(このままでは消費電力が約5倍に増えるおそれ等とされた)。
- エ(×):「グリーングリッド(The Green Grid)」はデータセンタの省電力を推進する米国主導の業界団体であり、経済産業省が2008年に設立した産官学組織ではない。記述が誤り。
よって ア。