第13問
三次元CAD による製品設計、そのデータを利用したデジタルマニュファクチャ リングが大企業において実用段階に入っていることから、中小企業もそれらに対応 していくことが求められるようになってきた。機械系産業におけるCAD のデータ の取り扱いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア CAD のデータ標準は確立しているので、どのようなCAD システムを使って も他のCAD システムとのデータ交換は問題なくできる。
- イ IGES(Initial Graphics Exchange Specification)とは、異なるCAD システム 間でのデータ伝達の標準を確立すべく、1980年に日本の大企業が中心となり策 定したCAD システム間の標準インタフェース仕様である。
- ウ 送り手と受け手が同一のCAD システムを使ってデータ交換を行う方法を、 ANSI データの交換という。
- エ 製品データの交換に利用できるSTEP(STandard for the Exchange of Product model data)は、「情報表現」と「情報交換」に関する規格で、形状データ のみならず構成管理データや運用管理データも交換するためのものである。 ― 13― ◇M6(557―155)
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正解:エ
解答:エ
〔リード〕機械系CADのデータ交換規格(IGES・STEPなど)に関する正誤を問う。
- ア(×):CADのデータ標準は単一に確立しておらず、CADシステムが異なると形状情報の欠落・変換誤差が生じることがある。「問題なくできる」は誤り。
- イ(×):IGES(Initial Graphics Exchange Specification)は1980年にアメリカ(米国)を中心に策定された標準。「日本の大企業が中心」は誤り。
- ウ(×):同一CADシステム間でのデータ交換を「ANSIデータの交換」とは呼ばない。ANSIは米国規格協会で、用語として誤り。
- エ(○):STEP(ISO 10303、STandard for the Exchange of Product model data)は「情報表現」と「情報交換」に関する規格で、形状データだけでなく構成管理・運用管理など製品ライフサイクル全般のデータ交換を目的とする。正しい。
よって エ。