中小企業経営・中小企業政策 H21年度 第11問

第11問

多様な中小企業の経営を画一的にとらえることは困難であるが、大企業の経営と の比較において見ると、いくつかの共通の経営面での特質を指摘できる。中小企業 経営の共通の特質として、最も不適切なものはどれか。

  1. 外部資金調達面で不利性を有している。
  2. 外部の経営資源への依存度が高い。
  3. 経営者の個人的資質への依存度が高い。
  4. 人的資源の不足を補うため、階層的な管理組織を形成する必要性が高い。
  5. 中小規模性ゆえに参入・存立が限定される事業分野がある。 ― 15― ◇M7(557―182)
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正解:

解答:エ

大企業との比較における中小企業経営の共通の特質として、最も不適切なものを問う。

  • ア(×・適切):信用力や担保力が乏しく、社債・株式等の直接金融も利用しにくいため、外部資金調達面で不利性を有する。中小企業の典型的特質であり適切。
  • イ(×・適切):経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)が内部に乏しいため、外部の経営資源への依存度が高い。適切。
  • ウ(×・適切):所有と経営が一致し、経営者個人の能力・判断が経営に直結するため、経営者の個人的資質への依存度が高い。適切。
  • エ(○・不適切):中小企業は規模が小さく、経営者と従業員の距離が近いフラットで簡素な組織が一般的であり、多層的・階層的な管理組織を形成する必要性はむしろ低い。階層的管理組織は大企業の特質であり、これが最も不適切。
  • オ(×・適切):規模の経済が働く装置産業等、中小規模性ゆえに参入・存立が限定される事業分野が存在する。適切。

よって

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