第1問
次のGDP に関する文章中の空欄A~Dに入る最も適切なものの組み合わせを下 記の解答群から選べ。 生産面から見たGDP、分配面から見たGDP、支出面から見たGDP が A に一致することを「三面等価の原則」という。このうち、生産面から見た GDP は各生産段階における B の総計に等しく、支出面から見たGDP は C と呼ばれる。 なお、GDP から固定資本減耗を差し引いたものを D と呼ぶ。
- ア A:事後的 B:中間生産物の価値 C:国内総支出 D:国内純生産
- イ A:事後的 B:付加価値 C:国内総支出 D:国内純生産
- ウ A:事後的 B:付加価値 C:国民総支出 D:国民純生産
- エ A:事前的 B:中間生産物の価値 C:国内総支出 D:国内純生産
- オ A:事前的 B:付加価値 C:国民総支出 D:国民純生産 ― 1― ◇M1(743―3)
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正解:イ
解答:イ
〔リード〕三面等価の原則と各GDP概念の定義を問う組合せ問題。
- A=事後的(○):三面等価の原則は、実際に実現した(=事後的な)GDPが生産・分配・支出の三面で恒等的に一致するというもの。事前的な計画値どうしは必ずしも一致しない。
- B=付加価値(○):生産面のGDPは、各生産段階で新たに生み出された付加価値(産出額-中間投入)の総計に等しい。中間生産物の価値を含めると二重計算になる。
- C=国内総支出(○):支出面のGDPは国内総支出(GDE)と呼ばれ、消費・投資・政府支出・純輸出の合計。「国民」総支出はGNI(旧GNP)系列の概念で「国内」とは異なる。
- D=国内純生産(○):GDP(国内総生産)から固定資本減耗を控除したものがNDP=国内純生産。「国民」純生産ではなく「国内」が正しい。
各選択肢の正誤:
- ア(×):Bが「中間生産物の価値」で誤り。
- イ(○):A事後的・B付加価値・C国内総支出・D国内純生産で全て適切。
- ウ(×):C「国民総支出」・D「国民純生産」が誤り(国内が正)。
- エ(×):A「事前的」・B「中間生産物の価値」が誤り。
- オ(×):A「事前的」・C「国民総支出」・D「国民純生産」が誤り。
よって イ。