第16問
情報システムは、日常的経営活動だけでなく、競争戦略的にも役割期待が高まっ ている。しかしその一方で、情報システムへの不正アクセスや情報漏洩(ろうえい) などにより、ともすると企業の存続さえ脅かす問題を発生させる危険性もはらんで いる。そのため、IT ガバナンスの重要性が叫ばれ、IT に対する強力な内部統制プ ログラム構築への意識が高まっている。このようなプログラムの特徴として、最も 不適切なものはどれか。
- ア 効率性(efficiency)は失われるが、有効性(effectiveness)の高いオペレーショ ンが実現できる。
- イ 知的資産が流出するのを防ぎ、企業における競争力を一層維持することが可能 になる。
- ウ 適時に質の高い情報を用いることが可能になるため、一層合理的かつ有効な (effective)意思決定を実現できる。
- エ プライバシー保護などの他の問題についての法令遵守にも役立つ。 ― 15― ◇M6(743―154)
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正解:ア
解答:ア
〔ITガバナンス・内部統制プログラムの特徴〕「最も不適切なもの」を選ぶ問題。
- ア(×・最も不適切):ITに対する強力な内部統制プログラムは、業務の標準化・自動化や情報の質向上を通じて、有効性(effectiveness)だけでなく効率性(efficiency)も高めうる。「効率性は失われる」と一方的に断じるのは不適切で、これが正解(不適切な記述)。
- イ(○・適切):適切な内部統制・アクセス管理により知的資産の流出を防ぎ、競争力の維持に資する。妥当。
- ウ(○・適切):内部統制で適時に質の高い情報が得られれば、より合理的で有効な意思決定が可能になる。妥当。
- エ(○・適切):内部統制プログラムは個人情報・プライバシー保護など他の法令遵守(コンプライアンス)にも役立つ。妥当。
よって最も不適切なものはア。