中小企業経営・中小企業政策 H19年度 第15問

第15問

次の文章の空欄A~Cに入る最も適切な語句の組み合わせを下記の解答群から選 べ。 近年、中小企業にとっても特許等の知的財産の戦略的な重要性が増しているが、 技術革新の成果を確保・専有化するためには、特許出願よりも情報の秘匿のほうが 有効である場合もある。たとえば、 A の成果は B の成果よりも特 許出願されにくい。また、生産において C が強く働く分野における技術成 果についても、特許出願よりも秘匿が好まれる傾向がある。

  1. A:プロセス・イノベーション B:プロダクト・イノベーション C:外部不経済
  2. A:プロセス・イノベーション B:プロダクト・イノベーション C:経験曲線効果
  3. A:プロダクト・イノベーション B:プロセス・イノベーション C:外部不経済
  4. A:プロダクト・イノベーション B:プロセス・イノベーション C:経験曲線効果 ― 12― ◇M7(023―166)
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正解:

解答:イ

〔リード〕技術成果を特許出願するか秘匿するかの選択。製法・工程に関するプロセス・イノベーションは外から観察・模倣されにくく、特許で公開するより秘匿(ノウハウ・営業秘密)が有効な場合が多い。製品そのものに表れるプロダクト・イノベーションは模倣されやすく特許出願が選ばれやすい。

  • A:プロセス・イノベーション:成果が製造現場に留まり外部から見えにくいため、特許出願されにくく秘匿が選ばれやすい。
  • B:プロダクト・イノベーション:成果が製品に現れ模倣可能なため、特許出願されやすい。よってAの成果はBの成果より「特許出願されにくい」が成立。
  • C:経験曲線効果:生産経験の蓄積で他社が追随しにくくなる分野では、公開を伴う特許より秘匿が好まれる。「外部不経済」は文意に無関係。

A=プロセス・B=プロダクト・C=経験曲線効果は

  • ア(プロセス/プロダクト/外部不経済):Cが不適。
  • イ(プロセス/プロダクト/経験曲線効果):すべて適切。
  • ウ(プロダクト/プロセス/外部不経済):A・B逆、Cも不適。
  • エ(プロダクト/プロセス/経験曲線効果):A・Bが逆。

よって

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