物流・サプライチェーン
ブルウィップ効果
Bullwhip Effect
概要
サプライチェーンの上流に行くほど需要変動が増幅される現象。
詳細解説
ブルウィップ効果(鞭効果)とは、消費者の需要のわずかな変動が、小売→卸→メーカー→原材料サプライヤーと上流に行くほど増幅されて伝わる現象である。
発注ロットの丸め、安全在庫の積み増し、特売による前倒し発注、情報の遅延などが原因となる。SCMによる情報共有がブルウィップ効果の緩和に有効である。
試験対策のポイント
- 暗記必須:ブルウィップ効果は、サプライチェーンの上流(川上)に行くほど需要変動が増幅される現象。鞭(ムチ)のしなりに由来。
- 頻出ポイント:原因=需要予測の更新、ロットまとめ発注、価格変動(特売)、品薄時の過剰発注。各段が安全在庫を積み増すため増幅。
- 関連づけ:対策=情報共有(POS共有・VMI)、リードタイム短縮、発注の小口化。SCMで解決すべき代表問題。
事例・具体例
消費者の需要が5%増加しただけで、小売が10%、卸が20%、メーカーが40%と発注を増やし、その後の需要減少時に過剰在庫が発生する。
提唱者・関連学者
ジェイ・フォレスター(Jay Forrester)のシステムダイナミクス研究(1958年)が起源。P&G社がおむつの需要変動で実証したことでも知られる。