経済政策
政府の失敗
Government Failure
概要
市場の失敗を是正するための政府介入が、かえって資源配分を非効率にする現象。
詳細解説
政府の失敗とは、市場の失敗を是正するために政府が介入することにより、かえって資源配分の効率性が低下したり、新たな非効率が生まれたりする現象をいう。
主な原因として、政治家の再選動機による非効率な支出、官僚の予算最大化行動、規制の硬直性、情報の不完全性、レントシーキング(規制による利権の追求)などがある。公共選択論がこの問題を理論的に分析している。
試験対策のポイント
- 暗記必須:市場の失敗を直すための政府介入が、かえって非効率を生む現象。
- 頻出ポイント:要因=情報不足、政治的圧力・レントシーキング、官僚の予算最大化行動、規制の弊害など。
- ひっかけ注意:市場の失敗があっても政府介入が常に正しいわけではない、という公共選択論の視点。
事例・具体例
過度な規制が企業の参入を阻害し、競争を制限してしまう場合が政府の失敗の例である。
提唱者・関連学者
ジェームズ・ブキャナンが公共選択論を通じて政府の失敗の分析に貢献し、1986年にノーベル経済学賞を受賞した。