国際経済
比較優位
Comparative Advantage
概要
ある財の生産における機会費用が他国より低い場合、その財に比較優位があるという概念。
詳細解説
比較優位とは、ある財の生産における機会費用(他の財の生産を犠牲にする量)が他国より低い場合に、その国はその財の生産に比較優位を持つという概念である。
たとえ一国がすべての財の生産で絶対優位を持っていても、比較優位に基づく特化と貿易により両国ともに利益を得られる。これが自由貿易の理論的根拠であり、国際貿易理論の基礎をなす最も重要な概念の一つである。
試験対策のポイント
- 暗記必須:機会費用が相対的に小さい財に比較優位。比較優位の財に特化して貿易すると双方が利益を得る。
- 頻出ポイント:計算問題が頻出。各国の労働投入量から機会費用を算出し、特化の方向を判定する。
- ひっかけ注意:絶対優位(生産性そのもの)と区別。両財で絶対劣位の国でも比較優位は必ず存在する。リカードが提唱。
事例・具体例
A国がワインの生産にB国より相対的に低い機会費用を持つなら、A国はワインに比較優位を持つ。
提唱者・関連学者
デヴィッド・リカードが1817年の『経済学および課税の原理』で提唱した。