情報セキュリティマネジメント試験 科目A 重要キーワード解説
リスクマネジメントとは、組織が直面するリスクを洗い出し、評価し、適切に対応する一連の管理活動です。情報セキュリティでは、情報資産に対する脅威・脆弱性によるリスクを管理し、被害を許容できる範囲に抑えることを目指します。
大きく分けて、リスクを分析・評価する「リスクアセスメント」と、評価結果に基づき対策する「リスク対応」から成り、PDCAで継続的に見直します。
情報セキュリティのリスクは、次の要素の組合せで生じます。
| 要素 | 意味 |
|---|---|
| 情報資産 | 守るべき価値あるもの。 |
| 脅威 | 資産に損害を与える要因(攻撃・災害・人的ミスなど)。 |
| 脆弱性 | 脅威につけ込まれる弱点(パッチ未適用など)。 |
リスク=資産の価値 × 脅威 × 脆弱性のイメージで捉えると理解しやすくなります。脆弱性をなくす・脅威を減らすことでリスクを下げられます。
リスクアセスメントを行わずに「とりあえず製品を導入する」と、重要資産が手薄なまま些末な対策に費用をかける、といった非効率が生じます。リスクを評価して優先順位をつけることで、限られた予算を効果的に配分できます。ISMSの中核的な活動です。