ダークソーシャルとは
ダークソーシャルとは、DM(ダイレクトメッセージ)、メール、LINE、プライベートチャットなど、パブリックに可視化されない経路で共有されるコンテンツ流通を指します。2012年にThe Atlantic誌のアレクシス・マドリガルが命名しました。Web解析ツールでは「直接流入(Direct)」として計測されるため、正確な流入元が把握できません。
ダークソーシャルの規模
調査によれば、オンラインでのコンテンツ共有の70〜80%がダークソーシャル経由とされています。特にモバイル環境では、LINEやメッセンジャーでのURL共有が日常的に行われており、企業が把握できていないトラフィックが膨大に存在します。
ダークソーシャルの計測方法
①UTMパラメータの付与(共有用URLにトラッキングコードを設定)、②短縮URL(bit.lyなど)の活用、③SNSシェアボタンの実装と計測、④「直接流入」の内訳分析(トップページ以外への直接流入はダークソーシャルの可能性大)、⑤コンテンツ共有専用ツールの導入。
ダークソーシャルへの対応戦略
ダークソーシャルは「信頼できる人からの推薦」であるため、コンバージョン率が高い傾向にあります。①共有しやすいコンテンツ設計、②シェアボタンの最適配置、③LINE共有ボタンの設置(日本市場では必須)、④リンクプレビューの最適化(OGP設定)が重要です。
具体例・事例
ダークソーシャルは、外から見えない経路で共有される流れを指します。よくある共有手段は次のとおりです。
- メッセージアプリ:LINEやDMで友人にURLを送るケースです。
- メール転送:気になった記事をメールで共有する場合です。
- 中小企業の例:あるお店の情報が、常連客のLINEグループで静かに口コミされて来店につながる、といったことも起こります。
どんなときに使う?(活用シーン)
見えにくい流入を意識すると、効果測定の精度を高められます。中小企業では、来店時に知ったきっかけを尋ねるだけでも、隠れた口コミの存在に気づけます。
- 共有しやすい工夫:シェアボタンを置き、送りやすくします。
- 計測タグの活用:URLに印を付けてどこから来たか把握します。
- 来店時の確認:実店舗では「どこで知ったか」を尋ねると見えない流入に気づけます。
よくある質問
Q. ダークソーシャルは悪いものですか?
A. いいえ。怪しいものではなく、親しい人へのプライベートな共有を指す言葉です。むしろ信頼できる相手からの紹介は購買につながりやすく、把握しにくいだけで価値の高い流入と言えます。
Q. 効果はどう測ればよいですか?
A. 完全には測れませんが、共有用URLに目印を付ける、来店時に知ったきっかけを聞くなどで推定できます。直接流入が多い場合、その一部はダークソーシャル経由と考えて施策を見直すとよいでしょう。