オンラインリサーチとは
オンラインリサーチ(インターネット調査)とは、インターネットを通じてアンケートやインタビューを実施する調査手法です。スピード、コスト、到達範囲の面で従来の調査手法を大きく上回り、現在のマーケティングリサーチの主流となっています。日本では年間2,000億円以上の市場規模を持ち、リサーチ市場全体の約半分を占めています。
オンラインリサーチの形態
①パネル調査(リサーチ会社が保有する登録モニターに対して実施)、②オープン型調査(Webサイトやアプリ上で不特定多数から回答を収集)、③SNS調査(SNSプラットフォーム上での調査配信)、④セルフ型調査(SurveyMonkey、Googleフォーム等を利用した自主調査)。パネル調査が最も一般的で、対象者の属性が把握できるため回答の品質管理がしやすいメリットがあります。
オンラインリサーチのメリット
①低コスト(印刷・郵送費が不要)、②短納期(設問設計から結果取得まで数日〜1週間)、③大規模サンプルの確保が容易、④動画・画像の提示が可能、⑤リアルタイムでの集計・分析、⑥回答データの即時デジタル化。特にスクリーニング調査(特定条件に合う対象者を抽出する事前調査)との組み合わせにより、ターゲティング精度の高い調査が実現できます。
オンラインリサーチの課題と品質管理
①パネルの代表性(インターネット利用者に限定される)、②プロフェッショナル回答者(謝礼目的で多数の調査に参加する回答者)の存在、③回答の質の低下(不誠実回答、スピーディング)、④サンプルの偏り(特定属性の過剰・過少代表)。品質管理として、注意確認質問(スクリーナー)の挿入、回答時間のチェック、矛盾回答の検出、重複回答の排除などが実施されています。
具体例・事例
オンラインリサーチは、インターネット経由でアンケートやインタビューを行う手法です。
- Webアンケート:フォームを配信し、多数の回答を短期間で集めます。
- オンラインインタビュー:ビデオ会議で対象者に直接話を聞きます。
- 調査会社のパネル活用:登録された回答者から条件に合う人を集めます。ある小売店では、無料のアンケートフォームをSNSやメールで顧客に送り、商品への要望を低コストで集めました。
どんなときに使う?(活用シーン)
スピード・コスト・到達範囲に優れ、幅広い調査の主力手段として使われます。
- 素早い意思決定:短期間で結果が出るため、タイムリーに判断できます。
- 広域の調査:地域を問わず、遠方の対象者にも届きます。
- 低コストの定期調査:繰り返し実施しても費用を抑えられます。中小企業では、無料・低価格のアンケートツールを使えば、顧客満足度や商品要望の把握を手軽に始められます。
よくある質問
Q. オンライン調査の結果は偏りませんか?
A. インターネットを使う層に回答が偏る可能性はあります。高齢者など利用が少ない層が対象の場合は注意が必要です。対象とする顧客がネットを使う層であれば偏りは小さく、目的に合えば有効な手法です。
Q. 回答を多く集めるコツはありますか?
A. 設問を絞って数分で終わる量にすること、回答しやすいスマホ対応にすることが基本です。配信のタイミングや、ちょっとした特典の用意、依頼文での目的の明示なども回答率を高める工夫になります。