IaaS

Infrastructure as a Service

IaaSとは

IaaS(Infrastructure as a Service)とは、サーバー、ストレージ、ネットワークなどのITインフラストラクチャをインターネット経由で提供するクラウドサービスの形態です。利用者は仮想マシンやストレージなどのリソースを必要に応じて調達でき、OSやミドルウェア以上のレイヤーを自由に構成できます。

表:IaaSの要点まとめ
ひとことで言うとサーバーやネットワークなどの「土台」だけを借りるクラウドサービス。
どこで使う自由度が必要なシステム、既存システムのクラウド移行。
注意点OS以上は自社で管理する必要がある。運用の手間は残る。

IaaSの仕組み

クラウドプロバイダーが物理的なハードウェアを管理し、仮想化技術によってリソースを抽象化して提供します。利用者はWebコンソールやAPIを通じて仮想マシンの起動・停止、ストレージの追加、ネットワークの設定などを行います。代表的なIaaSにはAmazon EC2、Azure Virtual Machines、Google Compute Engineがあります。

図:IaaS・PaaS・SaaSの違い
1IaaS土台だけ借りる(自由度大)
▶
2PaaS土台+実行環境を借りる
▶
3SaaS完成品を使うだけ
▶
4管理範囲が減る右ほど手間が少ない

AI開発におけるIaaSの役割

AI開発ではGPUやTPUを搭載した高性能な仮想マシンが必要になります。IaaSではNVIDIA A100やH100を搭載したGPUインスタンスを時間単位で利用でき、大規模なモデル学習を柔軟に実行できます。学習が終わればインスタンスを停止してコストを抑えることも可能です。

PaaS・SaaSとの違い

IaaSは最も自由度が高い反面、OS・ミドルウェア・アプリケーションの管理は利用者の責任です。PaaSはランタイム環境まで提供し、SaaSはアプリケーション全体を提供します。AI開発チームは要件に応じてこれらを使い分けます。