この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。
第12問
論点:MM理論と資本構成
MM(モジリアーニ・ミラー)理論に基づく資本構成に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 法人税が存在しない完全市場では、負債比率を高めるほど企業価値は増加する。
- イ 法人税が存在する場合には、負債利用による節税効果の分だけ企業価値が高まる。
- ウ 法人税が存在する場合でも、加重平均資本コストは資本構成の影響を受けない。
- エ 法人税が存在しない完全市場では、企業価値が最大となる最適資本構成が存在する。
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正解:イ
解答:イ
MM理論の資本構成に関する問題。「法人税がない完全市場では資本構成は企業価値に無関連(第1命題)」「法人税がある場合は負債の節税効果で企業価値が高まる」という2つの世界をセットで押さえる。
- ア(×):法人税のない完全市場では、企業価値は資本構成に無関連であり、負債比率を高めても企業価値は増加しない。
- イ(○):法人税がある場合、支払利息の節税効果(負債額×税率)の分だけ企業価値が高まる。正しい。
- ウ(×):法人税がある場合、節税効果によって加重平均資本コストは低下し、資本構成の影響を受ける。
- エ(×):法人税のない完全市場では最適資本構成は存在しない(企業価値は資本構成によらず一定)。
よって イ。
なぜこの論点を予想したか
過去19年の出題実績では資金調達・配当政策は19年で延べ56回とほぼ毎年出る頻出枠だが、R07では出題ゼロであり反動が強く見込まれる。中でもMM理論は頻出中の頻出論点で、法人税の有無による結論の違いを問う出題可能性が高い。