この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。
第10問
論点:回収期間法による投資評価
次の資料に基づき、この投資案の回収期間として最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、キャッシュ・フローは各年度末に平均して生じるものとし、回収期間は月割りで計算する。 【資料】(単位:千円) ・初期投資額6,000(期首に支出) ・各年度末の税引後キャッシュ・フローは、1年目2,000、2年目2,500、3年目3,000、4年目3,000である。
- ア 2.3年
- イ 2.5年
- ウ 3.0年
- エ 3.5年
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正解:イ
解答:イ
回収期間法(ペイバック法)の計算問題。各年度のキャッシュ・フローを累計し、初期投資額を回収できる時点を求める。年度途中は月割り(按分)で計算する。
計算過程(単位:千円)
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累計キャッシュ・フロー:1年目2,000/2年目4,500/3年目7,500
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2年目末までに4,500を回収 → 残り6,000−4,500=1,500を3年目(年間3,000)で回収
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3年目の回収に要する期間 = 1,500÷3,000 = 0.5年
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回収期間 = 2年 + 0.5年 = 2.5年
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ア(×):2.3年。年平均キャッシュ・フロー((2,000+2,500+3,000+3,000)÷4=2,625)で割った誤り(6,000÷2,625≒2.3)。回収期間は累計で判定する。
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イ(○):2.5年。累計により月割りで求めた正しい回収期間。
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ウ(×):3.0年。年度途中の按分をせず、回収が完了する年を年単位で切り上げた誤り。
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エ(×):3.5年。累計の判定を誤ったもの。
よって イ。
なぜこの論点を予想したか
過去19年の出題実績では投資意思決定・NPVは19年で延べ63回とほぼ毎年出る最頻出枠。NPV・IRRとともに回収期間法・収益性指数など各手法の比較・計算は繰り返し問われており、時間価値を無視する簡便法の理解を問う出題可能性が高い。