予想問題 運営管理 令和8年度予想 第20問

この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。

第20問

論点:EC市場の実態

電子商取引(EC)市場の実態について、経済産業省が公表している「令和6年度電 子商取引に関する市場調査報告書」における2024 年の日本のEC 市場に関する記 述として、最も適切なものはどれか。

  1. BtoB-EC のEC 化率は、BtoC-EC のEC 化率を大きく上回っている。
  2. BtoC-EC のEC 化率は、前年から低下している。
  3. BtoC-EC の市場規模は、前年比で減少に転じた。
  4. EC 化率の算出対象は、BtoC-EC では物販系・サービス系・デジタル系のすべてである。
  5. デジタル系分野のオンラインゲームの市場規模は、前年比で2 桁増加した。
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正解:

解答:ア

「令和6 年度電子商取引に関する市場調査報告書」(2025 年8 月26 日公表)は、2024 年のEC 市場を対象とする。本問は、年版の推定を外しても成立する構造的な論点(BtoB と BtoC の EC 化率の大小、EC 化率の定義)を中心に構成されている。

2024 年の主な数値は、BtoC-EC 市場規模が26.1 兆円(前年比+5.1 %)、BtoB-EC 市場規模が514.4 兆円(前年比+10.6 %)、EC 化率はBtoC-EC が9.8 %、BtoB-EC が43.1 %である

  • ア(○):BtoB-EC のEC 化率は43.1 %、BtoC-EC のEC 化率は9.8 %であり、BtoB が BtoC を大きく上回る。企業間取引の方がEC 化が先行しているという構造は年版が変わっても安定して成立する。
  • イ(×):BtoC-EC のEC 化率は9.8 %で前年から+0.4 ポイント上昇しており、低下していない。BtoB-EC のEC 化率も43.1 %(+3.1 ポイント)と上昇しており、EC 化率は近年一貫して上昇傾向にある。
  • ウ(×):BtoC-EC の市場規模は前年の24.8 兆円から26.1 兆円へと前年比+5.1 %の増加であり、減少に転じてはいない。
  • エ(×)EC 化率の算出対象は、BtoC-EC では物販系分野のみである。サービス系分野・デジタル系分野は算出対象に含まれない。なおBtoB-EC では、業種分類上「その他」以外の業種が対象となる。定義そのものを問う引っかけ。
  • オ(×):デジタル系分野で大きな割合を占めるオンラインゲームは1 兆2,553 億円で、前年比▲0.58 %とほぼ横ばいである。2 桁の増加ではない。

なお、EC 化率は「全ての商取引金額に対する電子商取引市場規模の割合」と定義され、BtoC-EC では9.8 %(前年比+0.4 pt)、BtoB-EC では43.1 %(同+3.1 pt)といずれも上昇している。本調査は1998 年度から毎年実施され、今回で27 回目にあたる。

よって

なぜこの論点を予想したか

過去19年の出題実績を集計すると販売管理・分析〈第14章〉は61回の出題実績があり、R07では第22問でSC白書、第23問でEC市場調査と統計問題が2問続けて出題された。R07第22問が『SC白書2024』(2023年末データ)、第23問が「令和5年度電子商取引に関する市場調査報告書」(2023年データ)と、いずれも試験前年に公表されたN−1年版を用いていることが実物で確認できる。この規則に従えば、R08では2025年8月26日公表の「令和6年度電子商取引に関する市場調査報告書」(2024年データ)が本命となる。

出典

#販売管理・分析

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