予想問題 運営管理 令和8年度予想 第19問

この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。

第19問

論点:POSデータの分析手法

POS データおよびID-POS データを用いた分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. ABC 分析では、C ランクに分類された商品を最優先で重点管理する。
  2. ID-POS データでは、誰が商品を購入したかを把握できない。
  3. RFM 分析のR は、顧客の累計購買金額の大きさを表す指標である。
  4. 単品管理とは、複数の商品をカテゴリー単位にまとめて管理していく手法である。
  5. デシル分析は、顧客を購買金額の多い順に10 等分して分析する手法である。
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正解:

解答:オ

POS データは「何がいくつ売れたか」という商品軸、ID-POS データはそれに顧客IDをひもづけた顧客軸のデータである。ABC 分析・デシル分析・RFM 分析・単品管理について、それぞれが何を基準に分け、何を測る手法かを正確に区別できるかが問われる。

  • ア(×):ABC 分析は売上や数量の大きい順にA・B・Cへ分類し、売上の大部分を占めるA ランクを手厚く重点管理する。C ランクは売上の小さい多数の商品(死に筋候補)で絞り込み・カットの検討対象であり、最優先で重点管理するというのは正反対である。
  • イ(×):POS データは商品軸の情報だが、ID-POS データは顧客IDをひもづけるため「誰が」買ったかまで把握できる。把握できないというのは誤りで、RFM 分析やデシル分析などの顧客分析はまさにこの顧客軸を使う。
  • ウ(×):RFM 分析のR(Recency)は最終購買日の新しさを表す。累計購買金額の大きさを表すのは(Monetary)であり、指標を取り違えている。なおF(Frequency)は購買頻度である。
  • エ(×):単品管理は、商品をカテゴリーのような大きなくくりではなく個々の単品(アイテム)ごとにPOS データで動きを追い、売れ筋・死に筋を見極める手法である。カテゴリー単位にまとめて管理するという記述は、単品管理の考え方と正反対である。
  • オ(○):デシル分析は、顧客を購買金額の多い順に並べて10 等分(デシル)し、各グループの売上貢献度をみる顧客分析である。年齢層や購買金額のばらつき(標準偏差)で分けるのではない点に注意。記述は正しい。

よって

なぜこの論点を予想したか

過去19年の出題実績を集計すると販売管理・分析〈第14章〉は19年間で61回の出題実績があり、R07では6問と直近で厚く出題されている。バスケット分析はH23第41問・H28第39問・H29第40問・R04第39問・R07第40問とほぼ毎年、ABC分析はH19第26問、デシル分析・RFM分析はR01第39問・R03第39問・R05第40問で問われている。R07第40問が計算問題であったことから、R08では各手法の定義を横断的に問う知識型での出題が見込まれる。

#販売管理・分析

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