この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。
第14問
論点:売場レイアウトと店舗照明
店舗の売場レイアウトおよび照明に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 色温度が高い光源ほど赤みを帯びた電球色となる。
- イ ゴールデンゾーンとは、床から約85〜150 cm の最も見やすく取りやすい高さの範囲をいう。
- ウ フリーフロー型のレイアウトは、什器を直線的かつ平行に配置するため、大量陳列と効率的な補充に適している。
- エ 平均演色評価数(Ra)は、光源そのものが持つ色みを表す指標である。
- オ ワンウェイコントロールは、顧客の店内動線を最短にする手法である。
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正解:イ
解答:イ
第10 章の頻出論点である売場レイアウトの4 タイプと、照明の3 つの性質(照度・光色・演色性)の複合問題。照明は「明るさ=照度(ルクス)」「光源の色み=光色(色温度・ケルビン)」「物の色の見え方=演色性(Ra)」の3 つを取り違えないことが急所となる。
- ア(×):色温度は高いほど青白い昼光色となり、低いほど赤みを帯びた電球色になる。感覚と逆になりやすく、高低を入れ替えた誤り。
- イ(○):ゴールデンゾーン(ゴールデンライン)は、床から約85〜150 cm、おおむね目線から腰の高さにあたる最も見やすく手に取りやすい高さの帯であり、売りたい重点商品を置くのが定石である。
- ウ(×):什器を直線的・平行に碁盤の目状に配置し、大量陳列と効率的な補充に適するのはグリッド型(格子型)である。フリーフロー型は什器を曲線的・自由に配置し、回遊性と滞在時間を高めるレイアウトで、アパレルや百貨店に向く。
- エ(×):Ra(平均演色評価数)が表すのは、光が照らした物の色をどれだけ忠実に見せるか、すなわち演色性であり、100 に近いほど自然光に近い。光源そのものの色みを表すのは色温度(ケルビン)である。Ra ではない。「光色」と「演色」を入れ替えた定番の誤り。
- オ(×):ワンウェイコントロールは、顧客を一方通行で店内全域に回遊させ動線を長くして全売場を通らせる手法である。動線を最短にするというのは目的が正反対。
なお、ゴールデンゾーンは棚の「高さ方向」の概念であって通路幅とは無関係である点も、あわせて確認しておきたい。
よって イ。
なぜこの論点を予想したか
過去19年の出題実績を集計すると店舗管理・施設〈第10章〉は19年間で170回と全論点中で最多の出題数を持ち、毎年6〜11問(R07は7問)が安定して出題されている。売場レイアウトはR07第29問・H27第30問・H19第22問で、ゴールデンゾーンはR07第29問(通路幅との関係)で、照明の照度・光色・演色性はH27第25問・H30第24問で問われており、いずれも定義と数値を問う反復出題型である。