この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。
第3問
論点:資材所要量計画(MRP)
資材所要量計画(MRP)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア MRP では、最終製品の生産数量が決まっても、その構成部品の所要量は上位品目に従属しないため、品目ごとに予測して求める。
- イ 従属需要品目とは、調達先の要望によって所要量が決まる品目のことである。
- ウ タイムバケットとは、資材の調達に要する所要時間のことである。
- エ 部品構成表とは、購買部門が調達する資材の品名と数量を一覧にした表である。
- オ 部品展開とは、最終製品の種類と数量から、必要な構成部品の種類と数量を求めることである。
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正解:オ
解答:オ
MRP は、最終製品の生産計画から逆算して部品・材料の所要量と手配時期を計算する仕組みで、計画から押し出すプッシュ型の代表である。用語の定義のすり替えが定番の引っかけ。
- ア(×):MRP の発想の核は「部品は計算で出す」ことにある。最終製品の需要(独立需要)は予測するしかないが、構成部品の必要数(従属需要)は最終製品の生産量が決まれば計算で正確に求められる。品目ごとに予測するという記述は誤り。
- イ(×):従属需要品目は、上位品目(製品)の生産量から従属的に所要量が決まる部品・材料のこと。調達先の要望で決まるものではない。
- ウ(×):タイムバケットは、所要量計算を区切る単位期間(週など)のこと。調達に要する所要時間(調達リードタイム)ではない。
- エ(×):部品構成表(BOM)は、製品がどの部品・材料から親子関係で何個ずつ(員数)組み立てられるかを表したもの。購買部門が調達する資材のリストではない。
- オ(○):部品展開は、最終製品の種類・数量が決まったときに、生産に必要な構成部品の種類とその数量を求めること。MRP の中心的な処理であり、記述は正しい。
よって オ。
なぜこの論点を予想したか
過去19年の出題実績を論点別に集計すると、生産計画・統制〈第2章〉は延べ46回だが、R07は1問(第4問 MES・ERP)のみで、H28・H30の各6問、R06の4問と比べ直近が手薄。第2章の対応過去問表では、MRPの用語定義はR04第6問、部品構成表による所要量計算はR03第9問が最後で、R05〜R07では出題されていない。