予想問題 経済学・経済政策 令和8年度予想 第14問

この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。

第14問

論点:比較優位と貿易

A国とB国が、ワインとチーズの2財を生産する。A国では労働者1人が1日にワインを6単位またはチーズを3単位生産でき、B国では労働者1人が1日にワインを2単位またはチーズを2単位生産できる。比較優位に基づく国際分業に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A国は、ワインに比較優位をもつ。
  2. B国は、ワインに比較優位をもつ。
  3. A国は、両財に比較優位をもつ。
  4. A国は両財に絶対優位をもつため、貿易の利益は生じない。
  5. B国は、ワインに特化して輸出すべきである。
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正解:

解答:ア

比較優位は生産量の大小(絶対優位)ではなく、機会費用(あきらめるもう一方の財の量)で判定する。

各国の1日あたり生産量から機会費用を求める。

  • ワイン1単位の機会費用(あきらめるチーズ)

    • A国=チーズ3÷ワイン6=0.5単位
    • B国=チーズ2÷ワイン2=1単位 → 小さいのはA国 → A国はワインに比較優位
  • チーズ1単位の機会費用(あきらめるワイン)

    • A国=ワイン6÷チーズ3=2単位
    • B国=ワイン2÷チーズ2=1単位 → 小さいのはB国 → B国はチーズに比較優位
  • ア(○):A国のワインの機会費用(0.5)はB国(1)より小さく、A国はワインに比較優位をもつ。

  • イ(×):ワインに比較優位をもつのはA国。B国ではない。

  • ウ(×):比較優位は必ず2財で分かれ、同じ国が両財に比較優位をもつことはない。

  • エ(×):A国は両財に絶対優位(6>2、3>2)をもつが、それでも比較優位に基づき特化・交換すれば双方が利益を得る。

  • オ(×):B国はチーズに比較優位をもつため、特化・輸出すべきはワインではなくチーズである。

よって

なぜこの論点を予想したか

比較優位・比較生産費説はR04第18問・R06第22問・H28第19問・H29第20問と繰り返し出題される計算論点。数値を与えれば割り算1回で解けるため図表なしで成立する。過去問と財(おにぎり・カカオ等)や与え方が重ならないよう、本問はワインとチーズの1日あたり生産量で数値を与え、機会費用の計算と絶対優位の罠を問う形にした。

#国際貿易理論

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