この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。
第13問
論点:為替レートの決定
円とドルの為替レートの決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 購買力平価説によれば、日本の物価上昇は円高の要因となる。
- イ 金利平価説によれば、日本の金利上昇は円高の要因となる。
- ウ 購買力平価説は、2国間の金利差から為替レートを説明する。
- エ 原油価格の上昇は、日本にとって円高の要因となる。
- オ 日本の輸出増加による経常収支の黒字拡大は、円安の要因となる。
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正解:イ
解答:イ
為替レートは「物価は購買力平価で円安、金利は金利平価で円高」という2本の軸で押さえる。
- ア(×):購買力平価説では、日本の物価が上がると円の購買力が下がり円安になる。円高は逆。
- イ(○):金利平価説では、日本の金利が上がると円建て資産が有利になって円が買われ、円高になる。
- ウ(×):購買力平価説は2国間の物価水準の比から為替を説明する。金利差から説明するのは金利平価説であり、取り違えている。
- エ(×):原油価格の上昇は資源輸入国・日本の貿易収支を悪化させ、輸入決済のドル買いが増えて円安要因となる。円高は誤り。
- オ(×):輸出増による経常黒字の拡大は、受け取ったドルを円に換える動きが強まり円高要因となる。円安は誤り。
よって イ。
なぜこの論点を予想したか
為替レートの決定はR01第7問・R04第9問・R05第9問・R06第9問と毎年のように出題される最頻出論点。R06第9問が経常収支・金融収支と為替を結ぶ組み合わせ型だったため、本問は購買力平価説と金利平価説の理論と方向(物価は円安・金利は円高)を問う適切型に切り口を変えた。四則的な因果の理解のみで解け、図表なしで成立する。