予想問題 経営情報システム 令和8年度予想 第14問

この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。

第14問

論点:デジタルガバナンス・コード3.0

経済産業省は、DX(Digital Transformation)経営に求められる事項を取りまと めた「デジタルガバナンス・コード」を公表している。デジタルガバナンス・コード に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、令和8年5月1日を基準日 とする。

  1. As is と To be のギャップを定量的に把握して見直すことは、3つの視点には含まれていない。
  2. 企業文化への定着は、3つの視点には含まれず、DX 戦略の推進の下位項目とされている。
  3. 経営ビジョンとDX 戦略の連動は、3つの視点ではなく5つの柱の1つとされている。
  4. デジタルガバナンス・コード4.0 の公表により、3.0 は最新版ではなくなった。
  5. 令和6年9月に公表された3.0 が、基準日の時点における最新版である。
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正解:

解答:オ

デジタルガバナンス・コードの最新版は3.0(令和6年9月19日公表)であり、令和8年5月1日の時点でも改訂されていない4.0は存在しない。R07第21問で問われた3.0が、そのまま有効である。

3.0は「3つの視点」と「5つの柱」から構成される。両者を取り違えさせるのが本問の狙いである。

3つの視点

  1. 経営ビジョンとDX戦略の連動
  2. As is - To beギャップの定量把握・見直し
  3. 企業文化への定着

5つの柱

  1. 経営ビジョン・ビジネスモデルの策定
  2. DX戦略の策定
  3. DX戦略の推進(3-1組織づくり/3-2デジタル人材の育成・確保/3-3 ITシステム・サイバーセキュリティ)
  4. 成果指標の設定・DX戦略の見直し
  5. ステークホルダーとの対話
  • ア(×):「As is - To beギャップの定量把握・見直し」は、3つの視点の第2の視点そのものである。「含まれていない」は誤り。
  • イ(×):「企業文化への定着」は3つの視点の第3の視点である。DX戦略の推進(第3の柱)の下位項目は、組織づくり・デジタル人材の育成・確保・ITシステム・サイバーセキュリティの3つであり、企業文化への定着はここには置かれていない。視点と柱を入れ替えた誤り。
  • ウ(×):「経営ビジョンとDX戦略の連動」は3つの視点の第1の視点である。5つの柱の第1は「経営ビジョン・ビジネスモデルの策定」、第2は「DX戦略の策定」であって、両者の「連動」を掲げる柱はない。これも視点と柱を入れ替えた誤り。
  • エ(×)デジタルガバナンス・コード4.0は公表されていない。基準日時点の最新版は3.0のままである。
  • オ(○):基準日(令和8年5月1日)の時点における最新版は、令和6年9月に公表されたデジタルガバナンス・コード3.0である。設問のとおりで、これが正しい。

参考

  • DX推進指標は2026年2月13日に改訂が公表され、「DX推進指標_自己診断フォーマット_2026改訂」の受付が2026年4月3日に開始された。改訂内容はデジタルガバナンス・コード3.0に基づく設問・成熟度レベルの見直しであり、ここでも3.0が基準となっている。

よって

なぜこの論点を予想したか

R07第21問(5つの柱の穴埋め)、R06第10問(DX認定制度との対応関係)と2年連続で出題されている最重要ガイドライン。令和8年5月1日時点でも3.0(令和6年9月19日公表)が最新版のままで4.0は存在せず、改訂を待たずに3年連続で問える状態にある。加えて2026年2月13日にDX推進指標がデジタルガバナンス・コード3.0に基づき改訂されており、周辺の動きも活発。R07が5つの柱を問うたため、3つの視点と版の新旧という別の切り口を想定した。

出典

#経営情報・IT戦略

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