予想問題 経営法務 令和8年度予想 第15問

この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。

第15問

論点:相続(代襲相続・限定承認)

民法が定める相続に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 限定承認は、相続人が数人あるときは、共同相続人の全員が共同してのみこれをすることができる。
  2. 相続人が相続財産に属する金銭債務(可分債務)を相続した場合、遺産分割協議で特定の相続人が全部を承継する旨を定めれば、これを債権者に対抗することができる。
  3. 相続の放棄をした者に子があるときは、その子は、放棄をした者を代襲して相続人となる。
  4. 被相続人の子が相続の開始以前に死亡していたときはその子が代襲して相続人となるが、被相続人の兄弟姉妹については代襲相続は生じない。
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正解:

解答:ア

相続の承認・放棄、代襲相続、相続債務の帰属を問う。

  • ア(○):限定承認は、相続人が数人あるときは共同相続人の全員が共同してのみできる(923条)。正しい。相続放棄が各自単独でできるのと対照的である。
  • イ(×):可分債務は相続開始とともに法定相続分に応じて当然に分割承継される。遺産分割協議は相続人間の内部的取決めにすぎず、債権者の同意がなければ債権者に対抗できない。誤り。
  • ウ(×):代襲の原因は死亡・相続欠格・廃除の3つであり、相続放棄は代襲原因ではない(939条・887条2項)。放棄した者の子は代襲しないので誤り。
  • エ(×):兄弟姉妹についても代襲相続は生じる(一代限りで甥・姪まで。889条2項)。「代襲相続は生じない」は誤り。

よって

なぜこの論点を予想したか

相続は〈第8章〉の最頻出の一つで、R07は第21問(遺言)・第22問(遺留分)を出題した。令和8年度は代襲相続・限定承認/放棄・可分債務の当然分割など計算・手続の基本論点への回帰が見込まれる。

出典

  • 民法第889条・第900条・第923条・第939条(相続人・相続分・限定承認・放棄)
#民法・契約・PL

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