この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。
第2問
論点:開業率・廃業率の推移(雇用保険事業年報)
次の文章の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の 解答群から選べ。 厚生労働省「雇用保険事業年報」に基づき、開業率・廃業率の推移を見た場合、 2023 年度の開業率は、前年度から A している。他方、2023 年度の廃業率 は、前年度から B している。この結果、2023 年度においては、開業率と廃 業率は C となっている。 なお、開業率は、当該年度に雇用関係が新規に成立した事業所数を前年度末の適 用事業所数で除して算出している。廃業率は、当該年度に雇用関係が消滅した事業 所数を前年度末の適用事業所数で除して算出している。
- ア A:上昇 B:上昇 C:ほぼ同水準
- イ A:上昇 B:低下 C:開業率が廃業率を大きく上回る水準
- ウ A:低下 B:上昇 C:廃業率が開業率を大きく上回る水準
- エ A:横ばい B:上昇 C:ほぼ同水準
- オ A:横ばい B:低下 C:開業率が廃業率を大きく上回る水準
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正解:エ
解答:エ
開業率・廃業率の定番論点。2025 年版中小企業白書(第1-1-59図)では、2023 年度の開業率は3.9 %で横ばい、廃業率は3.9 %で上昇しており、結果として両者がほぼ同水準(ともに3.9 %)で並んだ点が最大の特徴である。「開業率は横ばい/廃業率は上昇」という傾向の違いと、その帰結としての同水準化をセットで押さえる。
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A=横ばい:2023 年度の開業率は3.9 %で、前年度からおおむね横ばいで推移している。
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B=上昇:2023 年度の廃業率は3.9 %で、前年度から上昇している。
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C=ほぼ同水準:開業率3.9 %・廃業率3.9 %で、両者はほぼ同水準となっている。
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ア(×):Aを「上昇」とする点が誤り。開業率は横ばいで推移している。
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イ(×):Aを「上昇」、Bを「低下」とする点がいずれも誤り。廃業率は上昇している。また開業率が廃業率を大きく上回ってもいない。
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ウ(×):Aを「低下」とする点が誤り。また廃業率が開業率を大きく上回っている事実はなく、Cも誤り。
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エ(○):A:横ばい、B:上昇、C:ほぼ同水準、で整合する。
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オ(×):Bを「低下」とする点が誤り。廃業率は上昇している。Cも、両者は同水準であり誤り。
よって エ。
なぜこの論点を予想したか
開業率・開業費用は過去19年で10回出題の定番論点で、R05・R06・R07と3年連続で出題されている。2025年版白書では開業率・廃業率がともに3.9%で並ぶという特徴的な結果が示されており、作問しやすい。
出典
- 中小企業庁「中小企業白書 小規模企業白書 2025年版」第1部第1章第8節 第1-1-59図 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2025/chusho/b1_1_8.html
- 中小企業庁「中小企業白書 小規模企業白書 2025年版」付属統計資料10表 開廃業率の推移 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2025/chusho/f10.html