第6問
労働災害の抑止に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア SHELL モデルの考え方に基づいて、事故の原因を、Software(手順書等)、Hardware(設備等)、Environment(作業環境)、Liveware(作業者の個人特性)、Liability(信頼性)の観点で分析した。
- イ 作業者の安全を確保するために、炉内の温度が一定値に下がるまで加熱炉の扉が開かないようにすることは、フールプルーフの考えに則っている。
- ウ ハインリッヒ(H. W. Heinrich)による事故調査の分析結果に基づいて、不安全行動よりも発生頻度が高いことが予想される不安全状態への対策に重点的に取り組んだ。
- エ フォールトトレランスの考えに則って、両手で同時にプッシュスイッチを押さないと設備が稼働しない仕組みをプレス装置に設けた。
- オ リーズン(J. Reason)のエラー分類モデルに従って、職場内のヒューマンエラーを Slip、Lapse、Violation に分類して防止対策を講じた。
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正解:イ
解答:イ(安全管理の考え方・モデルの正確さを問う問題)
- ア(誤):SHELLモデルの構成要素はSoftware・Hardware・Environment・Liveware(本人)・Liveware(周囲の人)であり、「Liability(信頼性)」は含まれない。
- イ(正):炉内温度が下がるまで扉が開かない仕組みは、誤操作しても危険が生じないフールプルーフの考え方に合致する。
- ウ(誤):ハインリッヒの分析では不安全行動の方が不安全状態より発生頻度が高いとされ、記述は逆。
- エ(誤):両手押しボタンで誤動作を防ぐのはフールプルーフであり、フォールトトレランス(故障しても機能維持)ではない。
- オ(誤):リーズンのエラー分類はSlip・Lapse・Mistakeが基本で、Violation(違反)はエラーとは区別される。
よってイが正解。