第17問
環境影響評価として、製品単位の温室効果ガス排出量を算定することが注目され ている。経済産業省と環境省が定めた「カーボンフットプリントガイドライン」に記 載されているCFP(Carbon Footprint of Product)の算定に関連する記述として、 最も不適切なものはどれか。
- ア CFP 算定では、製品のライフサイクル全体を通して排出されるさまざまな温 室効果ガスのうちCO2 の排出量のみを算定対象とする。
- イ CFP 算定では、製品のライフサイクルを構成する一部のプロセスを算定対象 から除外する場合がある。
- ウ CFP 算定では、製品のライフサイクルを構成するプロセスを明確にする必要 がある。
- エ CFP は、製品のライフサイクルを構成する各プロセスの活動量に排出係数を 乗じて合算することで求められる。
- オ オフセットは、製品システムバウンダリー外における温室効果ガス削減・吸収 量によって、当該製品のCFP を相殺する仕組みである。
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正解:ア
解答:ア
CFP(カーボンフットプリント)は製品のライフサイクル全体(原材料調達~廃棄・リサイクル)にわたる温室効果ガス排出量をCO2に換算して算定する仕組み。「最も不適切なもの」=誤った記述を選ぶ。
- ア(○=不適切で正解):CFPはCO2のみを対象とするのではなく、CH4(メタン)やN2O(一酸化二窒素)など各種温室効果ガスを地球温暖化係数(GWP)で「CO2換算(CO2e)」して合算する。CO2の排出量のみを算定対象とするという記述は誤り。
- イ(×=適切):寄与が極めて小さいプロセスなど、一定の基準のもとで一部プロセスを算定対象から除外(カットオフ)する場合がある。妥当。
- ウ(×=適切):算定にあたっては、対象とするライフサイクルの各プロセス(システムバウンダリー)を明確化する必要がある。妥当。
- エ(×=適切):CFPは各プロセスの活動量(投入量・使用量等)に排出係数を乗じ、それらを合算して求める。算定の基本式どおりで妥当。
- オ(×=適切):オフセットは、製品システムバウンダリー外での排出削減・吸収量によりCFPを相殺する仕組み。定義どおりで妥当。
よって最も不適切な記述は ア。